働き初めて8日目が終わりました。
今日は今まで働いていた中で最も考えさせられる出来事がありました。
学校には障害がある生徒が通ってきますが、
障害の度合いは様々です。
基本的にみんな自立歩行は困難な生徒が多い。
中には、知的障害がある生徒もいます。
総合的な障害の重度を考慮し、A・B・Cと区分されています。
今日の出来事は、Bの中で起こりました。
Bには、健常者と変わらずコミュニケーションが取れる生徒もいれば、
難しい生徒もいます。
先生は、1人1人にあった支援をしていきます。
トイレの介助をしたり、水分補給の支援をしたりなど日常生活の支援もします。
その中で、水分補給をする時間に起きた出来事に考えさせられました。
自由に歩いたり、簡単な言葉は話せる生徒が友達に水分補給のお手伝いをしていました。
教室は、1つの部屋に2クラス入っています。
(真ん中で仕切れるようになっている)
お手伝いしてもらった生徒は「ありがとう」とお手伝いしてくれた生徒に言っていました。
お手伝いした生徒は嬉しそうな表情をしていました。
その生徒は、他の友達も手伝いたかったのでしょうか。
隣のクラスの生徒の水筒を本人に確認せずに取りました。
次の瞬間、水筒を取られた生徒の担任が
水筒を取った生徒の頭に結構な強さでバシっと叩いた。
担任は「人のものだろ!頼まれてもないのに勝手にやるな!!」
と厳しく指導していました。
普段は、温厚で優しい先生ですが、
僕は初めてこの方が厳しくしている場面に出くわしました。
指導を受けた生徒は、少し驚いて悲しそうな表情を浮かべ、席に座っていきました。
一応、一部始終を見ていた僕は少し複雑でした。
水筒を勝手に本人の同意なく取った場面だけ見れば、
「何やってるんだ!!」ってなるだろうけど。
前の行動から、その生徒は「この子は自分で水筒を取れないから取ってあげよう」
としていたのかもしれない。
水筒を取ったあとで聞こうとしていたのかもしれない。
その生徒が
これからどうしようとしていたのか?
なんでしたのか?
想いや動機を聞こうとせず、共感しようとせずに一方的に指導していたんじゃないか?
と感じた。
担任の先生も忙しい時間帯でそれどころじゃなかったと思う。
僕ができることが増えれば、少しはサポートできるのにな。
頑張らなくちゃ。
でも、自分がどんなに忙しくても生徒の立場に立って考えて発言できる教育者でありたいと強く思った。
めっちゃくちゃ難しく大変だと思うけど。
それでも、自分のあるべき理想は忘れずそれに向かって
日々目の前の仕事に挑んでいこう。
これからもこんなことがたくさんあると思う。
時には、他の教員と対話して現場をより知っていきたい。
おわり。