2017.01.27 【312日連続投稿】
とてもとても些細なこと。
他者と接している時に、些細なことを言うか言わないかは、相手との関係性、その周りとの関係性、立場など影響してくるなぁと思います。
そんなこと気にしても何になるの?と思ってしまうことを言える環境ってなかなかないと思います。
自分自身さえも些細なことに目を瞑っていることがほとんどなのではないかと思います。
日常生活でも学校現場でも、その時ハッと思ったけど時間と共に流れ、いつの間にか忘れていることは日常茶飯事です。
今日起きたことを、ブログに書こうとしても思い出せないこともたくさんあります。
だから、歪んだ事実を書いているかもしれないと自覚していることは大切なんだと思います。
今日の授業中(作業学習という授業)で必ずグループで仕上げなければならない作業がありました。
2月の参観日に作業学習で作った製品(ペーパーホルダーやキーホルダーなど)を売るため、商品の説明ポスターを作ることです。
商品が売れるようにそれぞれキャッチャーなコメントを考えたり、映える写真を撮ったりなどやることは結構ありましたが、私の見通しが甘く、行き当たりばったりな授業展開になってしまったこともあり、ポスターの準備ができるのは今日が最後の時間でドタバタな時間になりました。
できるだけ教師の手が加えず、生徒が作ったものにしたいともう一人の担当の先生と話していましたが、どこまで生徒に任せるのか上手く線引きしておらず、チグハグしていたような気がしました。
結局、何とか商品説明ポスターは完成しました。おまけに予想以上に良い出来になりました。しかし、なんか引っかかりながら、今日の作業の授業を過ごしていたように思えます。
ポスター作りは1月の当初から行なっており、話し合いができるメンバーが揃っていたグループだったので、もっと色んな意見を出し合って、自由な発想の中で考える機会にできたなぁという後悔がありました。
仕切ることができる生徒が時間がないから、スパンと決める状況になっているのを目の当たりにして、もう少し話し合いやグループでやるための場づくりや関係性づくりを気にしておくべきだったことも後悔です。
日々、忙しい中一つ一つの授業を振り返る時間がないから、こんなことはどちらかと言うと些細なこと なのかもしれません。また、私の思い通りに行かなかったことからの不満足からきているのかもしれません。
以前の自分なら、結果良いものが出来ているんだからいいじゃないか、と思っているかもしれませんが、今回は何か違和感を感じました。
さらに違和感を掘り下げていくと、、、
どこまで生徒に任せるかと言うラインを決めていなかったことから生じ、結局最後の方は先生があれこれ指示を出して完成させてしまいました。
もちろん指示通りにするできることも大切な力だと思いますが、今回はもっと自由にできる機会だと僕は捉えていたのでしょう。そこで引っかかりながら、完成させてしまいました。
授業終わりに生徒から「先生方のおかげで、良いものが出来ました」と言われ、僕は何とも複雑な気持ちになりました。
僕が教師として、指示や正解を与えない環境で生徒に「やらせたい」と思っていることを忘れずにいることも大切だなぁと思いました。盲点にならないように。
まぁ、でも今まではこんなことを思ってもその時で過ぎ去ってしまっていたと思いますが、些細な気づきをちょくちょく書けるようになってきたということは、見える範囲広がったり、視点が増えたりしてるんだろうなと思います。
この調子この調子。
次は、授業が始まる前にどんなことが起きそうかもっと想定するし、同じ授業に入る先生と話す機会ももっと持とう。
今週も楽しい学校生活でした。
おわり。