名前?苗字? ひろやすの生き様ブログ

「ひろやす」と聞いて、名前だと思われる方が大半です。

本日のつれづれ no.328 〜気付かないところで関係性は築かれているかもね〜

2017.02.04  【320日連続投稿】

 

生徒との関係性についての話。

 

いくら教師が生徒を信頼しても、生徒が教師を信頼してくれるとは限らない。

 

生徒から信頼を得ることを求めすぎると辛くなるのは教師自身だと私は思います。

 

常に教師から歩み寄ることは、生徒を常に受け身側に立たせるということになってしまうから、とても曖昧な表現であるが、「絶妙な距離感」でいることが大切だと思っています。

 

私が思う「絶妙な距離感」は、生徒の選択肢の中に「教師に頼る・聞く」が入っていて、気軽に選択できる状態だと思いました。

 

だから、私は常に生徒の側にいることはしなくていいと思っています。

その生徒が、教師に頼ったり聞く必要があると思うならすぐに行動できる範囲に入れば問題ないような感覚です。

 

この感覚を私に気付かせてくれた生徒がいます。

 

以前こちらの記事で登場した生徒です。

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本日のつれづれ no.257 〜ズラが取れなくて良かったね〜 - 名前?苗字? ひろやすの生き様ブログ

 

実は、この記事以降の2学期の期間は、もっと激しく私と日々戦っていました。

 

しかし、3学期は2学期ほど戦っていません。

抵抗されることはありますが、以前のように爪で引っかかれたり、髪を引っ張られたりなどはありません。体育で柔道をしていて私をやたら倒そうとはしてきますが。

 

その子との関係が変わったなぁと思い始めたのは、私に「トイレに行きたい」と伝えてくることが多くなってきたことがきっかけです。

 

その生徒は給食後に私が他の生徒の摂食指導をしていている私のところに来て「トイレに行きたい」と伝えてきます。

 

周りの先生が機転を利かせてくださり、摂食を代わってくれ、頼んできた生徒をトイレに連れて行きます。

 

私が見ている限り、自分から誰かに頼りに行くことがトイレ以外のことでもほとんどなかったその生徒が自分から伝えにくるようになってきていることに気付いて、一歩前進してるなぁと感じました。

 

まだまだ、特定の人でなく他の人にも頼れることやトイレ以外のことでも頼むなど課題はあると私は思っています。しかし、2学期はバチバチとしていたのに、今は手と手を繋いでるような関係になりつつあるのかなぁと思います。

 

信頼関係を築こうと意識しすぎる必要はなく、むしろ自分が気付かないところで生徒からよく見られているのかもしれないなぁと思いました。

 

今年度も残り一ヶ月半です。

来年度も今の学校にいられるのか分からないので、残りの日々がとても貴重な時間なんだと気付きました。

 

おわり。