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名前?苗字? ひろやすの生き様ブログ

「ひろやす」と聞いて、名前だと思われる方が大半です。

読物つれづれ no.3 〜自分をいかして生きる〜

読物つれづれ

2017.02.18  【334日連続投稿】

 

 2017年3冊目の本は、『自分をいかして生きる』(著者:西村佳哲)

 

自分をいかして生きる (ちくま文庫)

 

 2冊目の『自分の仕事をつくる』の続編というか、書ききれなかったことが書かれた本だと著作の西村さんが書かれたので、『自分の仕事をつくる』を読み終えた後にすぐ入手して読み始めました。

 

 1週間足らずで読み終えることができましたが、いざまとめようと思ったとき今作も心に残る言葉や書き残したい言葉にたくさん出会いました。そこで、もう一度読み直して書きたい箇所を3つに絞ることにしました。

以下の3つの箇所を引用させて頂きました。

 

【選択肢が多くあることが豊かさであるとは言い切れない】

 選択肢の多さこそ豊かさである、と語る人さえいる。選べないこと=貧しさだと言わんばかりの単純さには、ちょっとついてゆけない。物資に恵まれず、土地も肥沃でなく、しかし余所にも移らずに、先代から受け継いだ畑を家族と耕しながら、ただ太陽や土と生きていた人々の暮らしに触れた時の豊かさを思い出すからだろう。彼らは、経済的には貧しくても、旅人に温かかった。

 選択可能な現実が他にもある、と知ることは、精神の自由を可能にする。そのための知力や気力はあったほうがいいと思う。が、選べないことが貧しさになってしまうのは、選ぶことを課せられたゲームの中での話だ。そもそも与えられた選択肢の中から選ぶことが、豊かなのかどうか。

 カタログ化した社会で、価値をつくるのではなく、選んだり買ったりして生きること。自分に合わせて選んでいるように見えて、実は自分を与えられた枠組の方に合わせているような事態が頻繁に生じているんじゃないか。

 

【やりながら感じて考える】

 

なにがやりたいのかわからない、といったわからなさを抱えている人がいるんじゃないかと思う。僕自身、今も抱えることはある。ただ、いくら考えてもわからないことがある一方、「わかる」ことについては、考えるまでもなく瞬時にわかる。判断のもとになる経験や実感が足りていることについては。

 だから、まずは自分を丸ごと投入して、働いて、やってみて、その中で感じたり考えてゆけばいいはずだ。上手くできなくていいし、さまになっていなくていいから、今できること、力が出ることをどんどんやっていけばいいのだと思う。

~中略~

  どんな成果も「結果」であって、頭が可能にすることもあるけれど、時間が可能にしてくれることもある。必要な時間を経たないことには姿を表さないものごとがある。

 自分の現状に満足できなくても、今できることを、できる限りやってゆけばいい。ただし力の出し惜しみはしないこと。

 

【働くことは、生きること】

どのような状況でも自分を見失わず、精神の持ち場を離れずに、その働きを成すこと。そして、『自分の仕事をつくる』という前著のタイトルを思い浮かべる僕の内面に、ちょっとした緊張感が生まれる。ただ、仕事を自給自足しようとか、手を抜かない仕事をしようといった話ではなく、「働くことを通じて自分という存在に責任を果たそう」という投げかけが含まれていることに、改めて気付かされる。

 

 選んだこれらの箇所から私の今の気持ちや考えが自分自身で気づくきっかけになるんじゃないかと思いました。

 

 一年前、私は働くについて考えているようなフリをして逃げているような感じでした。いや、考えてはいたけど、行動には移さなかったといった方が近い気がしています。 たった一つだけ「これをやりたい」と思える仕事を見つけましたが、その仕事に就くことは叶いませんでした。流されるように今の仕事に就くことになりました。振り返ると、就職に限らず就学も自ら行きたいとこに行くというよりなりゆきというか、そこしか行く場所がなかったと言えるかもしれません。

 

 その中で、様々な経験を積み重ね、自分が大切にしたいことがわかってきたのではないかと思います。今現在も与えられた場所で感じながら考えながら働き、時には辛いことや悲しいことがありますが、私はとても満たされた気持ちで日々過ごしています。

 

とても自分と重ねることが多く出てきた一冊でした。

 

気になった方は、『自分の仕事をつくる』の記事もどうぞ。

 ↓↓↓

読物つれづれ no.2 〜自分の仕事をつくる〜 - 名前?苗字? ひろやすの生き様ブログ

 

おわり。