2017.10.11 【569日連続投稿】
『逝きし世の面影』を約3ヶ月かけて読み終え、次なる読む本はこちら。
本当に最近は、寺子屋塾に通っていると読みたい本には困らない。いや、読みたい本がありすぎて困るくらいなのです。
この本も寺子屋塾で出会いました。
「具体=わかりやすい」「抽象=わかりにくい」というのが一般的に認知されているこれらの概念の印象です。つまり、抽象というのは一般にわかりにくい、実践的でないといった否定的な意味で用いられるのではないかと思います。
これほど役に立ち、人間の思考の基本中の基本であり、人間を人間たらしめ、動物と決定的に異なる存在としている概念なのに、理解されないどころか否定的な文脈でしか用いられないのは非常に残念なことです。
本書の目的は、この「抽象」という言葉に対して正当な評価を与え、「市民権を取り戻す」ことです。
細谷功 『具体と抽象』 序章より
どうも自分は抽象に傾き過ぎているなと薄々思っておりまして、本書にとても興味があります。
また、人が話すときに噛み合わないのは、具体と抽象のレベルが異なっているからなのだという見解も気になるところです。
読むのが楽しみであります。
おわり。