名前?苗字? ひろやすの生き様ブログ

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本日のつれづれ no.596 〜本田圭佑選手と岡崎慎司選手が世界で戦える選手になったワケは心技体「以外」にあった〜

2017.11.21  【610日連続投稿】

 

近頃、Amazonプライムビデオの「KEISKE HONDA CAFE SURVIVE」という番組で、サッカー日本代表本田圭佑氏と現Jリーグチェアマン村井満氏が対談している中で非常に興味深い内容がありました。

 

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このブログのタイトルを〜サッカー日本代表 本田圭佑岡崎慎司が世界で戦える選手になったワケは心技体「以外」にあった〜としました。

心技体とは、

心=精神力、闘争心、諦めない心

技=テクニック、技術

体=スピード、スタミナ、体の大きさ・強さ

様々な考えがあると思いますが、これらが一般的な心技体の認識ではないでしょうか。

今回の対談では、本田選手と岡崎選手が飛躍した理由を、この心技体以外の能力のことを取り上げた意外な見解を村井氏が述べられていました。

 

村井氏は、Jリーグチェアマンに就任される前はリクルートにて人事部の役員やリクルートエイブリック(現リクルートエージェント)代表取締役社長という経歴の持ち主です。

 

そんな村井さんがJリーガーの新人研修の際に、選手としては高校まで監督コーチサッカーの経験がない私が言えることはなんだと考えたとき、「決して新人の頃から注目されていなかった本田選手や岡崎選手が海外で活躍し、日本代表を牽引する存在になったのは、他の選手と何が違ったからなのか?」という問いが生まれたそうです。

 

そこから徹底的にアンケートなどを通して、職務適性検査に使用される能力項目(探究心・持続力などなど)を50個ほど並べて比較すると、本田選手と岡崎選手が他の選手と比べて群を抜いて高い能力が2つあったそうです。

 

その能力とは、

一番目に高かった能力が「傾聴力」

二番目に高かった能力が「主張力」

 

一見、サッカーに全く関係なさそうであり、相反する能力だと思いがちな能力が上がってきたように見えます。本田氏も「それは新しい考えですね」と発言されていました。

 

村井氏の見解としては、このような話でした。

人の話をよく聞き、自分の意見を伝え、また人の話を聞く。アドバイスをもらう→自分なりに努力し、自分を意見を伝える→アドバイスをもらう。というサイクルを繰り返し行っていく中で「リバウンドメンタリティ」(レジリエンスと言ってもいいだろうし、番組では折れない心というニュアンスで使われていたように感じます。)が育った。サッカーはミスや失敗が連続するスポーツで、上手くいかない時こそ自分で切り拓く力がいる。本田選手や岡崎選手にはこの「リバウンドメンタリティ」があるから、駆け上がって世界で戦えている。

 

個人的には、「傾聴力」と「主張力」が「リバウンドメンタリティ」を養うことに繋がることは分かりませんが、「主張力」と「主張力」の能力が高いことから思ったことがあります。

「傾聴力」と「主張力」が高いことから考えた個人的な見解では、「傾聴」と「主張」は相反することではなく、密接に繋がっていると考えます。私は「傾聴力」+「主張力」=「聞く力」だなと思ったからです。

ただただ相手の話を聞いていても「何も残っていない」ことなんてザラにあります。聞きたいことを聞くからこそ「自分に残る話」を聞くことができます。そのためには、自分が本当に聞きたい質問を投げかけることが1番です。質問というのは、「自分に主張(軸、考え、哲学、疑問)」がなければなかなか生まれません。

逆に言えば、「傾聴力」だけでは話を聞くだけ、「主張力」だけでは我が強いだけです。

だから、「傾聴力」と「主張力」は密接に関係していると私は考えます。

言うなれば、「聞く力」とは自身を変化させていく力です。

上手くいかないことや壁があっても「聞く力」で乗り越えてきたからこそ、今の本田選手や岡崎選手があるのだと、私は思いました。

 

その後、話はこれからの選手育成でこの「傾聴力」と「主張力」を教えることが今後さらなる日本サッカーに繋がるという話がなされていました。まだまだこの考えを理解できる指導者や選手が少ないという現状への課題も語られていました。

 

最近、自分が「聞くこと」について広く情報をキャッチするようになってきたと思いますし、大学までサッカーをしていた私に取って意外な接点があるなと思いました。

 

おわり。