2017.11.28 【617日連続投稿】
第2章から難しい文法の話に入り、少しも分からない状態でしたが
バンヴェニストが言う能動態の出発点という箇所を読んで、文法の話に入ってどういう話が展開されていたのか、また今後の話がどう進んでいくのか、鍵となる部分はここだなぁと思いました。
〔言語の〕参加の両端をとれば、動詞の能動態がまずは中動態に対立し、次いで受動態に対立するのが見て取れる。これら二つのタイプの対立のなかで問題となるのは相違なる〔二つの〕カテゴリーである。それらに共通の項、つまり「能動」という項は、「中動」に対立されたときには、「受動」に対立されたときと同じ意味をもちえない。
国分功一郎『中動態の世界』p.84
おわり。