2018.11.10 【961日連続投稿】
「人と人が繋がるとはどういうことなのだろうか?」
そんな問いが今日は頭から離れない。
本日は、NPO法人若者自立支援塾ONE STEPさんの半年に1回行われている活動報告会に参加した。
ONE STEPでは、愛知県西尾市の離島 アートの島として有名な佐久島をメインフィールドとして、ひきこもりやニートの自立支援を行なっている。
NPO法人ONESTEPのホームページ
今日は実際、引きこもり当事者の方が実体験を語る時間が多くあって、彼の話から私は「人と人が繋がるとはどういうことなのだろうか?」という問いが浮かんできたわけである。
彼は、中学でのいじめがきかっけで、世間でいう「ひきこもり」になったそうだ。
まず、引きこもりといっても、何をもって「ひきこもり」「ニート」というのか、僕にはよく分からなかった。漠然と、部屋からほとんど出ず家族とも疎遠になっているような状態をイメージしてしまっていたが、調べてみると日本ではこのように定義されているようだ。
「仕事や学校に行かず、かつ家族以外の人との交流をほとんどせずに、6か月以上続けて自宅にひきこもっている状態」を「ひきこもり」と呼んでいます。
「ひきこもり」は、単一の疾患や障害の概念ではなく、様々な要因が背景になって生じます。ひきこもりのいる世帯数は、約32万世帯とされています。
出典:厚生労働省 政策レポート(ひきこもり)
話を戻すと、今日話して下さった当事者の方が話されていたことを私なりに簡単にまとめると、、、
・十数年間のひきこもり(上記の定義の状態)
・ひきこもり中も7回ほど就職活動を行い、2、3度就職が決まった。しかし、初出勤日の前日は緊張や恐怖感に襲われ全く寝れず、結局寝不足などで出勤できず。
・ONE STEPの合宿などに参加して、徐々に外に出ていくように。
・外に出て行けれるようになったのは、自分を誘ってくれる人(必要としてくれる人)と自分の凝り固まった概念の変容があったから。最終的には当事者さんの自力に任されていたから。
今の世の中、ネットの普及もあり人と簡単に繋がれそうで、繋がれない世の中なんじゃないかって思う節があります。
当事者さんは40人ほどの方が聞いてる前でONE STEPのメンバーと自然体で実体験を飾らない言葉で話されていた。ここで強く言っておきたいことは、「ひきこもり」=「過去に傷がある人」という認識は捨てて読んでもらいたい。今日の当事者さんは、腫れものにさわられるように見られるとか気にせず、堂々とむしろ饒舌に時々ONE STEPのメンバーをディスりながら話しているので、全くもって過去に闇があるとか思わないでもらいたい。
またまた話がズレてしまったが、人と人が繋がるってのは単にSNSで繋がるってだけじゃ、人と人が繋がっているとは言えないんじゃないかと思う。
いや、繋がっているか・繋がっていないの話がしたいのではない。
逆に誰かを頼れたり、苦労を一人で抱え込まない繋がりがある人は「繋がりを持っている人」だと思った。
多分、そういう人は定義として「ひきこもり」「ニート」「障害者」という定義を世間からされようが、そんなの関係なく幸せに行きていくんじゃないかって思います。
おわり。