2019.03.19 【1089日連続投稿】
「『我々のうちに埋め込まれている男性的精神を追い払う』ことが必要であることは私も認めているし、この主張を推奨したいと思っている。しかし、そうは言っても、私たち自身、男性的な精神をすでに内包していて、社会に送り出されるときは、知らず知らずのうちに『男性として読む』ように訓練されてしまっているのではあるまいか?テクストを支配しているのは男性主人公なので、その男性中心的な見方に自己を同一化するようにと、私たちは訓練されてきた。男性主人公の見解が、世界全体を見る基準であると、私たちは思い込まされてきたのである。」
(『女が読むとき 女が書くときー自伝的新フェミニズム批評』)
前職は、女性と男性が同じくらいの割合で、
現職は、男性2人と女性7人の職場です。(日中は、ほとんど自分以外は女性です。)
男性が言うことの方が優位なんてことは誰が果たして決めたのだろうか?
毎回、自分が見えていないところを優しく教えてくれたりフォローしてくれたりしてくれる環境はともてありがたい。
偶然、立場的に自分が上になってしまっているので自分の意見が聞かれやすいだからこそ、自分はより一層周囲に耳を傾ける必要があるんだろうなと心に常に置いておきたいと思います。
おわり。