2019.05.09 【1140日連続投稿】
押しつけない、強制しない、命令しない中での教育とは何か?
教える・教えられるという立場が明確にあると、教える側の言うことはいつでも正しく、教えられる側は素直に教える側の言うことを聞くという構図が作られやすい。
押しつけない、強制しない、命令しないという行為は、教える側の言うことはいつも正しいわけではないという部分を含んでいる。教えられる側に自ら選ぶ機会をつくっていることは、教える側の言うとおりにしなくてもいい・自分で決めていいという権利を持っている。
福祉の仕事をして思うことは、押しつける・強制する・命令するという行為をするということは、押しつけた人・強制した人・命令した人にそれなりの責任が生じると思う。なぜなら、その人の人生の決定を自分が代わりに行うといっても過言ではない行為だからだ。
その人の人生の一部を自分が押しつける・強制する・命令するなんてことをしてしまったら、背負いきれない責任があるなと感じる。
いつも、その人がどうなりたいか?ということがそもそものスタート。
その中で、向かう方向にスッと感謝されることがなくとも帆走できる人が真の教育者でもあり支援者であると感じる。
おわり。