名前?苗字? ひろやすの生き様ブログ

「ひろやす」と聞いて、名前だと思われる方が大半です。

本日のつれづれ no.1235 〜お金にも想いが乗っている〜

2019.09.10 【1265日連続投稿】

 

うちの会社が運営している就労継続支援B型事業所は、障害がある方が一般企業に就職するために、仕事をしながら訓練したり、一般企業に勤めるのを望んでいないけど働きたいと言った方が働いている。

 

働いて頂いているから、もちろん給料(正確な言い方は「工賃」)を支払うのだけど、全国のB型事業所の平均の給料(工賃)は、約15,000円という統計が出ている。

 

うちの会社は、毎日出勤してフルタイムで働いている人は平均と同様か少し超えるくらいの工賃しか払えていない。

 

現在、利用者(働いて頂いている障害のある方)の給料(工賃)の一部見直しを考えている。

当初は、数字は嘘をつかないから現状からどれくらい上げられるのかという思考で考えていた。

 

しかし、色々と数字を見ている間に考え方が変わってきた。

現状いくら払えるかという思考も大切だが、それよりもいくら払いたいのかという思考も大切なのではと思うようになった。

 

給料=仕事への対価

 

教員をやっていた時も、今の仕事も、自分に与えられた仕事をこなせば、給料分の仕事はしてるだろうという気になっていたのだが、違うことに気付いた。

そのお金には、支払う側から受け取る側への想いが乗っているんだろうなって、今となって気付く。

 

それは、感謝であったり、期待であったりするのだろうけれども、お金も一つの道具であり渡してしまったらその人がどう使おうが自由だけれども、その人にお金を渡してどうなって欲しいか。

 

その気持ちが今までお金の中にあるとは思っていなかったが、今となって支払うことを考える立場になって気付いたことである。

 

そして、この仕事で渡す側にならないと気付けなかったことでもあるんだろうと思います。

 

おわり。