2020.03.12 【1448日連続投稿】
松岡正剛さんの『知の編集術』をのろのろと1日1小節くらいのペースで読んでいます。
今日は、編集稽古02の紹介です。
編集稽古02
日本人はすぐに「すみません」を連発する。「ありがとう」は「有り難きしあわせ」の省略形で、めったにおこらないことに感謝している意味であるが、「すみません」はどんな本来の意味をもっていたのか。
〜中略〜
日本語の「すみません」は「澄みません」あるいは「済みません」である。その場の空気を乱して澄まなくなったという意味であるし、やるべきことが済んでいないという意味でみある。「さようなら」は「左様ならば失礼つかまつる」が原形で、それが「さようならば→さようなら」と省略されていった。
松岡正剛『知の編集術』p.29
おわり。