2020.05.15 【1512日連続投稿】
ひょんなことをきっかけに、『嫌われる勇気』(著:岸見一郎)を昨日パラパラと読み直してみました。
この本との出会いは、私が大学4年の頃に読んだ本です。
1回だけじゃ、全然理解できず5回くらいは読み直していた記憶があります。
当時は、書いてあることを理解することで必死で、とにかく一旦ここに書いてあることを自分の中に取り込んで見ようとおいう精神で、読んでいました。
あれから、約4年が経って読み直していると、「強烈なこと書いてあるな!」です。
例えば、目的論と原因論っていう話が結構はじめの方に出てきます。
人の行動・言動は、目的に沿って決定されているという目的論という考え方をアドラー心理学ではします。
本で登場するのは、引きこもる人は「引きこもることによって、親に迷惑をかけてやろうとか人と関わらないという目的に対して、引きこもる手段をとっている」と考えられています。
実際に、引きこもっている経験がある方と日頃接する機会がありますが、
「あなたが引きこもっていたのは、引きこもることが目的を果たすために必要だったからだ!」ということなんて、できません。
もし、それをやってしまうのなら、理解が浅はかな行いと思ってしまいます。
目的論の考え方は、その通りだろうなって思います。
だから、その人の目的はなんだろう?と考えることが重要なんです。
考える上で、相手との関係性や信頼を築いて対話していく。
色んなことに繋がっているんです。
改めて読み直して思ったことは、読んでの理解よりも実践を踏まえた理解。
それは、4年前の自分にはない感覚でした。
《本日の晩酌》
ヤッホーブルーイング『銀河高原ビール』
おわり。