ずっと色んな感情、思考がグルグルしていて
久しぶりにこんなに精神的に不安定になったなぁと思います。
僕はそんな時に本に頼ることもあります。
1つの本だけでなく、色んな本をさーっと読んで、
今の自分に折り合いをつけられる言葉に出会うまで1人で居たい気分になります。
そして、今回折り合いがついたのは
「私は他人の期待を満たすために生きているのではない」
という言葉です。
「嫌われる勇気」「幸せになる勇気」でお馴染みの岸見一郎さんの著書です。
アドラー心理学入門―よりよい人間関係のために (ベスト新書)
- 作者: 岸見一郎
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アドラー心理学では、
「すべての悩みは対人関係の中にある」との見解ですが、僕自身もほとんどの問題は対人関係の中で悩みが出てくるなと感じています。
自分にとっては発言に勇気が必要な事を求められたり、
発言しても、その場に適したものでなかったらNGであったりする。
確かに、面白いこといえたり、恥ずかしがらずに自分の素をだせたりすることは素敵。
それが人との距離を縮めることになるし、その時間が濃くなる。
お互いを信頼していれば、何でも言い合ったりできるんだろうと思う。
でも、
「俺はお前を信頼して何でも言ってるんだから、お前も信頼して俺に何でもいってくれ」
っていうのは、信頼じゃないと思った。
信頼は、見返りを求めないこと。
何も言わなくてもOKがあって初めて口を開ける人もいると思うんだ。
この人は自分にとってどれだけの費用対効果があるのか?
そんなことを考えて人付き合いをしたくはない。
(もちろん、大切な人を大切にしたいから優先順位は生まれると思う。)
また、自分の想いを全て語った時に相手にとって好ましく受け取られなかった時もあるだろう。
「あっ、これは言っちゃまずかったか」と感じる時だ。
言った相手が大切な人であればあるほど「しまった、やってしまった」という気持ちになる。
でも、そこから何を学ぶのかが重要。
その人が何を思っているのか知ること。
その人の立場に立ってみようと試みること。
(それでも、わからないことは多々あると思うが、姿勢が大切)
「私は他人の期待を満たすために生きているのではない」
逆も然りで
「他人は私の期待を満たすために生きているのではない」
相手に許可なく、冒していけない領域に踏み込まないこと。
これは大切なことだ。
でも、これを言い訳に相手に歩み寄る努力をしないのは嫌だ。
紙一重で難しいことだと思うが、勇気を持って人と向き合う人になろうと思った。
おわり。