名前?苗字? ひろやすの生き様ブログ

「ひろやす」と聞いて、名前だと思われる方が大半です。

本日のつれづれ no.330 〜子どもにとって、オトナはみんな先生〜

2017.02.08 【324日連続投稿】

 

2月7日は、授業公開日でした。

 

授業公開日は参観日と違って、特定の授業を外部の人から見てもらうのではなく、一日中どの時間でも見学に来ることができる日です。

 

授業公開日は、授業中以外も保護者の方に見られていると思うと少し緊張した気持ちになります。

 

しかし、今回緊張から温かさに変わった瞬間がありました。

 

帰りの準備でトイレなどでバタバタの中、生徒2人とその生徒の保護者2人と私が教室にいました。お茶を飲むのが嫌いな2人の生徒対して、私がお茶を飲ませるのを保護者が見ているという状況でした。

 

私は、平静を装いドキドキしながらお茶を飲ませていました。

保護者の方々が、「あぁ、いつも通り嫌がってるわ(笑)」という感じで見られていたのが救いでした。

 

そこに1人の生徒が教室に戻って来ました。その生徒は、自分の力で帰る準備がある程度できるので遠目で見つつ、2人にお茶を飲ませていました。

自分で帰りの支度をしていた生徒は、順調に帰りの支度ができて、あとは上着を着るのみという状況になった時に、

「ひろやすセンセー着せてくださーい!」とお願いしてきました。

 

しかし、その生徒は異性で同性介助で基本行なっているため服を着せることはできないですし、そもそも自分で着る能力はある生徒だったので、

「今はなんとか自分で着るようにして〜」と伝えました。

 

すると、その生徒は保護者の方々の近くに行き、試行錯誤して自分で着ようと努めていました。

 

私は、その間に2人の生徒のお茶を飲ませ終わり、帰りの支度に取りかかると、保護者の方々が自分で服を着ようとしている生徒に対して優しく教えて下さっていました。

「〜しなさい」というような教え方ではなくて、少し上手くいってない所に対して「こうした方が可愛く着れるよ〜」と言ったり、上手くできたら一緒に笑顔で喜んでいたりしているのを見て、こういう光景いいなぁと思いました。

 

生徒、保護者、先生が一緒に過ごしている感じが僕にとってよかったのです。

今日の一日で最も忙しい時間帯であったはずなのに、気持ちは温かさと穏やかさに包まれていました。

 

ついつい、同じ大人であるはずなのに保護者と教師というカテゴリーに分けて考えがちだけれども、子どもにとっては大人はみな先生なんだなぁとしみじみ感じました。

 

 

余談の告知なんですが、

工業高校の先生と一緒に教師塾という先生も先生でなくても一緒に学ぶ機会を定期的につくっています。 

直近は、3月12日にございます。

皆さんと一緒に学びを通じて、同じ場所で同じ時間を過ごせることをことを楽しみしています。

 

第3回 教師塾 相互理解のための認識力をつける

 

おわり。