2017.04.16 【391日連続投稿】
先日の読物つれづれでご紹介した『あなたの人生が変わる対話術』(著:泉谷閑示)から、「たたをくくらない 5つのポイント」をピックアップしたいと思います。
読物つれづれ no.4 〜あなたの人生が変わる対話術〜 - 名前?苗字? ひろやすの生き様ブログ
私は特別支援学校で講師をしていたり、個人的にインタビューゲームというコミュニケーションや対人関係を学ぶワークショップを行っている様々な場面から、他者に対して先入観を持つことで起きる対人関係の問題が結構あるのではないかと思っています。
自分をさらけ出すことへの恐れや苦手だと思っている人と接することなどは、自分が先入観を持っているから起きていることが多くあるのではないかと思います。
だからこそ、「先入観を外す=たかをくくらない」ということが重要なのだと思っています。しかし、具体的にどうやればいいのかということはなかなか私は分かりませんでした。
本書で紹介してある心構えは、具体的に示してあり、私にとって大変勉強になったものです。
「たかをくくる」ことへの説明とともに書き残したいと思います。
「たかをくくる」ことは、「対話」の精神の対極にあるものであり、これも〈「対話の死」〉を招いてしまいます。変化するもの同士だからこそ、今日の「対話」で終わることなく、明日の「対話」が意味を持つのです。
《たかをくくらないために 「5つの心構え」》
1、どんな相手に対しても、自分の感じ方や考え方を超えたものを持っているかもしれないと思って「聴く」こと。
2、昨日までのその人と今日のその人が同じとはかぎらない、と思って今日の話を聴いてみること。
3、途中まではいつも通りの話であっても、どこか微妙に変わってきているのではないかとおもって「聴く」こと。
4、相手が同じ話を何度もすることは、その話に込められている重要な意味をこちらが汲み取れていないからではないかと考えてみること。
5、昨日までは聞き取れなかった何かを、今日の自分ならば聞き取れるかもしれないと思ってみること。
おわり。