2017.08.08 【505日連続投稿】
先日、8月6日に『この世界の片隅に』という映画を観ました。
原作の漫画がシェアハウスにあって読んだことはあるのですが、その日広島のことを考えていると思わず観たくなったのです。
主人公の鈴さんは、広島市育ちで突然の縁談で結婚し呉市に住むことになります。日に日に戦争が激化する中、前向きに生きるということはどういうことなのか、戦争中でも幸せがあるということを感じさせてくれるなど、胸を打つシーンがたくさんありました。
この世界の片隅に...私がいきているものこの世界の片隅であって、誰もがこの世界の片隅に生きてるんだなぁと感じます。日々の淡々とした営みの中で生きるということは、以前の私にとってはつまらないものというイメージを抱いていましたが、今の私にとっては、そういう生き方こそ生きるということを表してるように思えてきて心惹かれています。
今年、渡辺京二さん×津田女子大学三砂ゼミの『女子学生、渡辺京二に会いにいく』という本を読んで以降、渡辺京二さんの考え方や思想にどっぷり浸かってしまっています。「無名の埋没せよ」と渡辺京二さんは言われます。結婚して家族ができて夫婦仲良く家族も元気に過ごせたらそれはもう素晴らしい人生なんだということもおっしゃっています。
この『この世界の片隅に』という映画は、渡辺京二さんが言われる『無名に埋没せよ』を上手く描かれているような気に私はなってしまって、心惹かれたのだと思いました。
おわり。