2017.10.06 【564日連続投稿】
読物つれづれとは、私が読んだ本の記録として、感想、気付き、印象に残った箇所を紹介したりするものです。
8冊目に読んだ本は、『逝きし世の面影』(著:渡辺京二)です。
この本は私が7月から約3ヶ月間かけて読んだ一冊です。この3ヶ月間の記事のほとんどがこの本についての記事でした。記事に書こうとして読まなければ、私は読みきれない一冊だなぁと思っていたからです。
この本の出会いを話すと、長くなりますし既に書きました。
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本日のつれづれ no.460 〜積ん読本紹介 渡辺京二『逝きし世の面影』〜 - 名前?苗字? ひろやすの生き様ブログ
さて、読み終えた感想ですが、まず私が小学生〜高校生の時に授業で学んで頂いていた江戸時代とは、全く異なる印象を本書を読んで感じました。学校の授業がどうだったのかということではなく、あの時から私が学びに対しての姿勢が変わっているのかもしれないですし、とにかく幕末から明治初期にかけて来日した外国人観察者が残した記録から見た日本が私にとって新鮮でした。そして、日本が好きになったと思います。また、未だに当時の面影が残っていることがあれば大切にして生きたい気持ちです。
滅んだ一つの文化を知ることになんの価値があるのだろうか?
私はまずこの問いに答えていきたい。
もう二度と同じ時代は来ないというのに、過去を知ることはなんの価値があるのだろう。
それは、新しいが良くてゆるいは古臭いという価値観が少しあるのではないだろうか。
当時の日本は外国人観察者から見れば、士農工商という身分制があったけれどもそれぞれの豊かで幸せそうに生活していると感じている。言ってみれば、一つの理想が幕末の日本にはあった。
全く同じ時代は来ないが、また同じような時代は訪れるのではないだろうか。
これからの時代をつくっていく希望になるんじゃないのかと思う。
一回読んで何か大きくからることはないと思うが、この本も一生手元に置いておきたい一冊なのは間違いないです。
おわり。