2017.12.25 【643日連続投稿】
一昨日と昨日で犬山にキャンプ行ってきたお土産に風邪を持ち帰ったようです。私は、喉がお医者さんが「デカッ」と言われたことがあるくらい扁桃腺が大きいようで、すぐに喉が痛くなってしまいます。テントで寝て起きたら、喉がおかしいと思いはじめました。やはりそのまま悪化してしまい、昨晩は水を飲むのも痛いくらい酷かったです。
それでも、薬を飲まず体を温めることに重点を置いてゆっくり休んだら、今朝にはほとんど痛みを感じないくらい回復していました。
仕事は午前中で切り上げ、いつもお世話になっている鍼灸「桜の日々」に行ってきました。最近は、少し体調が悪い時は、薬を飲むより「桜の日々」に行っています。
また、野口晴哉さんの『風邪の効用』という本を読んでいますが、風邪の捉え方が私の中で大きく変わっています。
風邪は誰でも引くし、またいつもある。夏でも、冬でも、秋でも、春でも、どこかで誰かが引いている。他の病気のように季節があったり稀にしかないのと違って年中ある。しかし稀に風邪を引かない人もいる、本当にじょうぶでその生活が体に適っているか、そうでなければ適応感受性が鈍っているかであって、後者の場合、癌とか脳溢血とか、また心臓障害等になる傾向の人に多い。無病だと威張っていたらポックリ重い病気にやられてしまったという人が風邪に鈍い。最近、風邪の細菌が癌の治療を行なうとか、結核と癌は両立しないとかという説が現れだしているが、もっともなこととおもう。
体量配分(ざっくりいうと、身体の偏り)を測定していると、体量配分比は風邪を引く前よりバランスが取れるということが判る。風邪は自然の整体法なのではないかと、測定ひ当たった人達は考えるようになったが、風邪が偏り運動修正や潜在的偏り疲労の調整を行なっていることは事実である。
しかし風邪の治療に工夫しすぎた人は、風邪を経過しても体量配分比の乱れは正されず、いよいよひどい偏りを示すこともある。風邪の後、体の重い人たちがそれで、他の人は蛇が皮を脱いだようにサッパリし、新鮮な顔つきになる。風邪は万病のもとという言葉に驚かされて自然に経過することを忘れ、治さねば治らぬもののように思い込んで、風邪を引くような体の偏りを正すのだということを無視してしまうことはよくない。体を正し、生活を改め、経過を待つべきである。このようにすれば、風邪が体の掃除になり、安全弁としてのはたらきをもっていることが判るだろう。吾々は体癖修正のために進んでその活用を企画している。
野口晴哉『風邪の効用』 -序-
おわり。