2018.01.18 【667日連続投稿】
久しぶりに向谷地生良『安心して絶望できる人生』を手にとってパラパラとめくっていましたら、「苦労を取り戻す」という言葉に、目が止まりました。
苦労と取り戻す？
苦労というものはしたくないもので、大変な思いはしたくない気持ちが今の自分のできる範囲で楽にやってきたいと考えがあると思います。
だから、「苦労を取り戻す」という言葉はなかなか聞かないです。なんでわざわざ苦労を取り戻す必要があるんだ。ってことになります。
でも、逆に楽を突き詰めていくと、自分ができることまでも他人やロボットになってもらうようになったとしたら、どうでしょう？自分であれこれ考え、決めるのが面倒だから、人に全部決めてもらうっていう人生はどうでしょう？他人に守られるが、管理されるような人生のような気が私はします。
苦労すると、自分一人じゃどうしようもならない状況になりやすいです。自分でなんとかできる状況は、大変かもしれませんが、苦労とは言わないのかもしれませんね。ここではそういうことにしておきましょう。苦労は、一人じゃどうにもならないこと。
では、その苦労している状況になると、一人じゃどうしようもなくなるので、人に助けを求めたり、相談したりとやっていかねば苦労は自分にのしかかってきます。当然、生きる上で苦労しない人なんていないと私は思っていますので、人に頼る力やSOSを出す力とうのは生きる上で必須で重要な要素なんだと思います。
また、苦労した人にしか苦労している人の気持ちは分からないし、本当に人を助けたり幸せにする力はないのでしょう。目の前の苦労している人に何が必要なのかが本当に分かるのは、苦労した人だけだと思うからです。
「苦労を取り戻す」という言葉が目に留まり、思ったことを書いていますが、私自身苦労を取り戻したいと思っているのかもしれません。
おわり。
