2018.04.11 【751日連続投稿】
インタビューゲーム経験を10人ひとまとまりとして書いてます。
一人一人を点で見てきましたが、10人を線で見ていると、今まで気付かなかったことに気付いています。
今回は第4弾で、41人〜50人の振り返りです。
【目指さないインタビュー】
40人を越えてくると、質問するときに考えることもなくなれば、自然と質問が口から出るような感覚になってきました。まとまっていて上手いインタビューに見せようと思えば、予め落とし所を決めておいてということをやってしまいがちです。それはそれで見栄えがいいものが仕上がりやすくなります。予め、見通しがつけばインタビュアーは落とし所に向かっていけばいい。カーナビで目的地を決めているように、ある程度進む方向を決めているような感じに似てるような気がします。
でも、僕はどうなるか分からないけれども、その時その場で目の前にいる人とどう向かってもいいというスタンスで聞いていきたい。インタビューゲームを通じて、聞き手と話し手がどういう関係性なのかを考えてたことから、インタビューゲームは「どれだけ相手から聞き出すことができるか」というゲームではないということが分かった。
私とあなたの関係性を感じ、そこからどう一歩を踏み出していくか、それを感覚的に体験できるものであると思いました。
【編集】
インタビューゲームの中で一番難しいと感じるのが、聞いた相手の自己紹介文を書くことでした。初めは、聞いたこと全部聞いた通りの流れで書いていました。
自分としては、精一杯書いたつもりでしたが、何度かせっかくいい話を聞いたのに、表現できないもどかしさはつきまとってきました。
やはり、書くことも聞くことと同じようにやり続けて見えてきたことがありました。
「聞いた時点で、相手の話を勝手に自分なりに解釈している」と気づけたことで、じゃあ聞いた通りのプロセスで書かなくていいし、むしろ私が聞いたからからこそ表現できることがあるのだと思えました。
インタビューゲームで一番編集力を問われるのが、書く時です。
全部の情報を枠に詰めることが編集ではなくて、切り取って繋がってなかったことを繋げてたりして、枠の中でいかに今まではなかった見方や価値を表現するかが編集なのだと思います。
おわり。