2018.10.16 【936日連続投稿】
一昨日から、内田樹さんの言葉をお借りして書いています。
人間は弱いものです。壊れやすく、すぐに疲れるし、病みつくし、いじける。でも、ときどきものすごい高いパフォーマンスを発揮する(ことがある)。だから、弱ったときでも自尊感情を失うことがないような場所、明日はがんばろうと気持ちよく眠れるような場所、そういう空間が生活のベースになるべきだと思うんです。別に明日になっても「やっぱりがんばれなかった」でも構わないんです。がんばれるものが他にいて、がんばれないメンバーを支えればいい。そのためには、できるだけ集団は均質化しない方がいい。性別も年齢も職業も地位も財力も文化資本もばらけている方がいい。メンバーが多様であればあるほど。システムは安定している。
『ぼくの住まい論』著:内田樹 p.23〜24