本日のつれづれ no.957 〜『ぼくの住まい論』 -自学自習②- 〜
2018.12.12 【991日連続投稿】
学習というのは、本質的には自学自習です。自分で問題をみつけ、自分で解く。教師が出題して、採点して、格付けするものじゃありません。教師の仕事はただ「君たちは学ばなければならない。君たちがなぜ学ばなければいけないのか、私はその理由を知っているが、君たちはまだ知らない」と告げることだけです。それだけでいいのです。「教壇の向こう側に立つ人」は「私はなぜ自分がここにいるのか、その理由を知っている」と宣言するだけで教師になることができる。それだけで教える資格として十分なのです。教育というのは、そういう点では奇跡的なものです。
『ぼくの住まい論』 著:内田樹