2019.06.03 【1165日連続投稿】
私たちは、自分の生き方に関わることを誰かに委ねるべきではない。また誰かに変わって考えて決めてあげることもやめなければならない。人間は自ら考えて決めたことにしか責任はとれないし、自分の人生には自分しか責任はとれないのだ。
もちろん、学校にせよ会社にせよ、一から自分で決められるわけではないし、そんなことは必要ですらない。しかし自ら考え、自ら選び、自ら決められる余地がなければならない。そのためには、自由に考えられる場、何でも話していい場が、つねにでなくても、どこかで絶対に必要なのである。しかもそのさい、一人で考えるのではなく、他者と共に考えることが重要なのだ。
『考えるとはどういうことか』梶谷真司 p.103
強制することや誘導することは簡単だ。
自分の人生しか自分の責任は取ることができないのだとしたら、
強制した責任や誘導した責任は果たして取れるのだろうか?
それは、責任と取れないからではなく、だれでも自分の人生は自分で歩いていきたいという意志があるからではないかと思っているからだ。
おわり。