2019.12.22 【1368日連続投稿】
本日は、第14回目となる教師塾を行いました。
今回は、久しぶりに外部講師をお呼びしまして、岐阜県の高校で教員をされている塩澤一樹さんが「アチーバス」というボードゲームを活用したWSを実施してくださいました。
いつもは、名城大学ナゴヤドーム前キャンパスのSHAKEで行なっていますが、今回は名古屋市中村区本陣にある「地域資源長屋なかむら」ビルの3F「無目的ルーム」でした。
今回は、6人の方がご参加頂きました。
広島県からの旅行途中の方や過去にやったこと経験から来られた方など、毎回のように新しい出会いがあります。
《そもそも、教師塾って何??という方へ》
《アチーバスって何??という方へ》
アチーバスとは - 【公式サイト】アチーバスジャパンプロジェクト|遊びながらリーダーシップと思いやりが学べる研修・教育ボードゲーム。ACHIEVUSを通じて、笑顔と思いやりであふれた世界を創造する。
今回は、教師塾スタッフも参加者としてアチーバスを体験させていただいたので、個人的な感想を中心に書いていこうと思います。
①各々の考え方や特性が現れやすい
アチーバスのゲームの目的は、4人が全員が60分以内で1〜17までのカードを揃える必要があります。
相手のことを考えず自分だけが揃えてもだめで、相手のことばかり考えて自分も揃えないといけないのですが、なんと「チームで作戦や共通ルールを立てたりするのは、ナシ!」なのです。
チームスポーツであれば、予め立てた作戦に沿ってプレーしたり、
会社であれば、マニュアル通りに行うことが会社への貢献であったり、
作戦やルールというのは、人をまとめる手段の一つであります。
しかし、アチーバスの決まっていることは、「60分以内で全員がカードを揃える」という目的のみなんです。
カードを揃える手段は、2つのみなんですが、その過程でそれぞれ考えがあったり、狙いがあったり、むしろなかったりするわけなんですが、最初は周りの人がどうしたいのか全くわからないんですが、30分くらい経ってきたら少しずつ分かってきて、人それぞれ考え方や特性が出るんだなぁと感じました。
こればかりは体験してみないと分からないかもしれません。
気になる方は、次回やるときに是非!笑
②個人も組織も良くするという考え方
先程も書いた、「60分以内に全員がカードを揃える」という目的は、「組織を立てれば個人が立たず、個人を立てれば組織が立たず」への挑戦だなって思いました。
むしろ、組織の目的に向かって、個人を満たしていくことが組織のためになるという感覚を学べるゲームだなという印象です。
実際の、社会をみれば個人や一部の組織の利益のみにしか興味がないんではないか?
という、個人や組織が存在することがありますが、相手を敵とみなせば敵になってしまうし、仲間と考えれば仲間になるだろうと思います。
全員が組織を良くしようとしても、その個人に力が無ければできることが少ないこともあります。
「いや、まずは自分のことやった方がいいよ」というパターンです。
結果、自分の利を追求したことが回り回って誰かのためになっていたりしていくので、多様な人が集まるほど個人も組織も良くなるんじゃないかって思いました。
周りのことをかんがえてばかりでも、それは本当に周りのためになっているのか?は定かではないのです。
③結果、自分は何を大切にしたいか?が問われている
1〜17のカードには、歴代の成功者と言われる方が大切にしてきた要素が1つずつ書いてあります。
最後の振り返りで、教師塾スタッフの西尾さんが言われていたことがとても印象的でした。
「10番のカードに書いてある『正しく考える(多分、こんなニュアンス)』が、一番重要にしたいと思っている。正しく考えることができれば、他のカードに書いてあることもできると思うから。それは、僕がたまたま10番のカードが一番自分にとって合っていると思っただけで、皆さんが考える大切にしたいことが、また派生して他の要素にも繋がっていると思う」
要は、自分が大切にしたいことを大切にすることで、色んなこともできるようになってきて、それが結果的に他者や組織にためになっていくんだと、いうことなんだと思いました。
④まとめ
結果、あっという間の3時間で、終わっても1時間くらい残って話す方もいらっしゃってました。
リピートの声も上がっているので、検討したいと思っています。
《今後の教師塾の予定!》
2020年1月12日(日)14時〜17時@名城大学ナゴヤドーム前キャンパス SHAKE
第15回教師塾「てつがく対話をしてみよう」
2020年2月9日(日)13時〜17時@名城大学ナゴヤドーム前キャンパス SHAKE
第16回教師塾「インタビューゲームWS」
※参加希望の方は、Facebookイベントページよりお願いします。
おわり。