2020.07.15 【1570日連続投稿】
ちょくちょく読み進めている松岡正剛『知の編集術』。
その中で、編集力が鍛えられたり、それが編集か!と分かったりする「編集稽古」が用意されています。
今回は第10弾。
【編集稽古】10
ここに一個のガラスの「コップ」がある。それをいろいろ言い替えてみてほしい。連想ゲームではなく、一人で「いいかえ」をするのだ。できれば二、三十の同義性をおもいつきたい。ただし「コップ」がもつイメージ・サークルからはずれてはいけない。ヒントはコップの分母や特徴や使用法をおもうことである。
このエクササイズは編集工学研究所でしょっちゅうおこなっているもので、とくに新人はこれで試される。では、どうするか。「コップ」の分母をひとまず「容器」とか「食器」と言い替えられればしめたもので、そこからずるずると同義的連想が動いていくはずだ。
松岡正剛『知の編集術』p.134
【本日の晩酌】
休肝日
おわり。