名前?苗字? ひろやすの生き様ブログ

「ひろやす」と聞いて、名前だと思われる方が大半です。

本日のつれづれ no.1618 〜【編集稽古11】言い換えを考察する〜

2020.10.13 【1649日連続投稿】

 

ちょくちょく読み進めている松岡正剛『知の編集術』。

その中で編集力が鍛えられたり、それが編集か!?と気付かされたりする「編集稽古」が用意されています。

 

今回は第11弾。

 

次の三つの文章はどのように「いいかえ」をしているのだろうか。また、これをさらに自分にとってわかりやすい言葉で「いいかえ」をしてみてほしい。それには、このことを子供に伝えようとしてみるとよい。

 

1  類型学とはむずかしいことばである。しかし類型学は形態学と言ってもいいのである。ただし類型学というときにはその背後に「原型」という概念がある。(養老孟司『日本時の身体観の歴史』)

 

2  貨幣、真理、権力は、いずれも縮減された複雑性を伝達するために役立つ一般化されたコミュニケーション・メディアである。(ニコラス・ルーマン『信頼』/大庭健ほか訳より)

 

3  活動者は常に活動者の間を動き、他の活動者と活動をもつ。だから活動者というのは、「行為者であるだけではなく、同時に受難者である。(ハンナ・アーレント『人間の条件』/志水速雄訳より)

 

ビジネスでも、愛の告白でも言いたいことは同じでも「言い換え」だけで、伝わり方は、変わってくる。

いいかえは「らしさ」であり、内容をパクっても言い換えてしまえば、その人の言葉になるのだと思う。

 

【本日の晩酌】

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おわり。