名前?苗字? ひろやすの生き様ブログ

「ひろやす」と聞いて、名前だと思われる方が大半です。

本日のつれづれ no.1711 ~聞き手が聞かなかったら、どうなってしまうのか?~

2021.01.13 【1742日連続投稿】

 

今日は、はたらくLabo(弊社が運営する障害者の就労支援施設)で、報連相についてのセミナーを実施しました。

 

その際に、Sさんが「家族が話を聞いてくれない。そんな状況で報連相の仕方を学んでも意味がないし、ストレスしか感じない」と正直に話してくれました。

 

その方の状況は日頃から聞いているので、事実と本人の認識が混在しており、一概にそのご家族がどうこうといった問題ではないのですが、Sさんの発言はある意味考えさせられるものになりました。

 

聞くがなければ、コミュニケーションが成立しない一方通行であると同時に、聞くかどうかも聞く側の自由があり、伝える側が理解を強制させることはできないのです。

 

コミュニケーションが成り立つのは、「話し手と聞き手」という立場が成立して初めて成り立つということが分かりました。

 

そもそも、聞き手が聞きたいと思わなければ、話し手も生まれない。

聞き手が存在しない話し手は独り言。

 

「自分の話を聞いてほしければ、相手の話をまず聞くこと」という言葉もあるが、これも一理ある。

なぜなら、自ら聞き手になることで、相手が話し手になることができる。

話し手になれた相手は、「なるほど、この人はコミュニケーションが取れる人だな」と感じて、話を聞いてもくれるようになりやすいという構図だ。

 

聞き手が聞かない状況を打破するのも、自分の手の内に鍵が潜んでいるのかもしれない。

 

【本日の晩酌】

休肝日。

 

おわり。