2021.01.14 【1743日連続投稿】
このブログでも何回か話題にしたことがあるのですが、うちのB型事業所では声を発さない方がいらっしゃいます。
発せないのではなく、発さない方です。
その理由はさておき、その方とは私は口頭で伝えて、その方はジェスチャーまたは筆談でリアクションをしてもらいます。
また、人と一緒の空間にいること自体がストレスになるので、働きたい気持ちがあっても、うちの事業所内で半日以上働いたことはありません。
最近、本人がより働きやすい環境を構築しやうということで、色々と提案をした結果、私からの提案をミックスして、自分なりのやりやすい形を逆に提案してもらいました。
「なるほど、その手があったか!」
「そうか!あなたが望んでいたのはこの形か!」
と私の中では今年で1番ブレイクスルーさせられた経験となりました。
私の重要な仕事の一つとしてあるのは、利用者さんへの提案です。
利用者さんの希望や要望に対して、「だったら、こうしてみる?」と伝える役目です。
いろんな方に対して、複数の選択肢を提案するのですが、自ら選択できる人・誰かに選択を委ねる人がいらっしゃいます。
その違いはやはり「自己理解」であると思っています。
自分がどうしたいか?
自分がどうなりたいか?
これがある人は選べるし、何もない人は選ぶことをしません。
当初は選ぶことがよいこ、選ばないことは人生を他人任せにしていると感じることもありました。
しかし、最近は他人に自分の人生をある程度選択してもらうことを選んでいると感じるようになりました。
選択を自らすることで切り開く人もいれば、選択をしないことを選ぶ人もいる。
しかし、本当に重要なのは、「自分がどうしたいか?を自分に問いを投げたかどうか」。
このプロセスを経ることが何よりも重要だと思っています。
【本日の晩酌】
休肝日。
おわり。