2021.01.20 【1749日連続投稿】
普段、障害がある方の就労支援施設を運営する中で、基本としている考え方がある。
それは「型にはめず、特別扱いもしない」ということ。
型にはめないというのは、「～しなければならない」を与えないこと。
周りに合わせることが難しかったり、自分のペースを大切にされたい方がおおくいらっしゃる中で、型にはめることは均一化と標準化であり、居づらさを与えることに繋がる。ただ、自由奔放でOKではない。
特別扱つかいをしないというのは、「～しなければならない」から抜け出すということ。
これまでの当事者の方の人生の中で、特別扱いしかされてきていなかった方もいる。
「特別扱いされなければ生きていけない」ということは、不自由なことだと思う。
生きられる環境が限定されるからである。
しかし、本人も周囲も「そうでなければならない」と思い込んでいるケースもある。
特別扱いされない環境でもやっていけることは、本人の自立に大きく関わることだと思うので、まずは基本であると考えている。
「～しなければならない」を強制せず、「～しなければならない」という思い込みからも抜け出した中で、「～したい」は大歓迎で、それが自分の人生を前進させる大きなポイントであると思う。
そんな環境でまさに試行錯誤している状況であるが、すべての人が上手くいく（場になじんだりするニュアンス）わけがない。
全ての人が上手くいくために、小手先で合わせることは容易いと思う。
しかしながら、最近は上手くいかない経験もその方の人生の糧になるんじゃないかと思う。
ある意味自分が伝えたいメッセージがはっきりしてきたと同時に、凝り固まらずしなやかさも持ちつつやっていきたい。
【本日の晩酌】
休肝日。
おわり。
