2022.02.09 【2135日連続投稿】
私の仕事の一つの中に、「働いたことがない人が働く体験を経て、仕事観を形成する」ことが挙げられる。
今日は、プライベートで上手くいかないことがあって、気持ちがむしゃくしゃした方が働きにやって来られた。
いつもなかなか出勤できず、面談だけされる傾向が強い方だ。
今日は1時間程度、スーパーに並べられるトマトのパックにバーコードシールを貼る仕事をやっていただいた。
※意外と中小企業はこういう地味な仕事は機械化・自動化されておらず人の手によってまだまだされている印象です。
仕事終わりに面談をしたら、「仕事をしたら気持ちがスッキリしました」と話された。
これまで「仕事=言われたことに従って拘束される・ミスは許されない」というイメージしなかった方が、どうやら、単純作業の仕事を1時間継続した体験から、「仕事に集中することで、何かモヤモヤしていたものがなくなる」「仕事で認められることで、気持ちは晴れやかになる」という経験になった模様。
それはこちらが与えたものではなく、その方がこの経験を然るべきタイミングで得られるような環境と本人の行動があったからこそ。
与えたから思ったように相手が成長するわけでもなく、「経験を学んだこと」と位置付けるなら、体験の中からいかに本人が経験に変えられるか?次第だろう。
【日筮】
【本日の晩酌】
休肝日
おわり。