名前?苗字? ひろやすの生き様ブログ

「ひろやす」と聞いて、名前だと思われる方が大半です。

no.2441 〜絶対と曖昧〜

2023.01.12 【2475日連続投稿】

 

『観察力の鍛え方』(著:佐渡島庸平)が後少しで完読するところまで来ている。

 

今日読んだ節は、「絶対の反対とは何か」というタイトルがつき、昨日書いた「曖昧」とつながっていた。

 

例えば、LGBTQは、昔からずっと存在していた。しかし、社会がその人たちのことを意識する余裕がなかった。男女という2つだけのわかりやすい概念で、あいまいさを排除することで、社会を運営していた。当事者たちは違和感を覚えつつ、その感情を押し殺して、社会に合わせて生きなければならなかった。

現実には、あいまいさが溢れている。それを社会の常識、既知の枠組みで見ている限り、そのあいまいさに気づくことができない。あいまいさは、自ら観察によって発見しにいき、そしてそれをあいまいなまま受け入れなければいけない。多様性のある社会とは、あいまいさを受け入れる社会である。頭では、理解できる。しかし、実践していくとなると一筋縄にはいかない。いまだに社会は、スタンダード(標準化)とダイバーシティ(多様性)の間に揺れ動いていて、変化の時期だ。

 

p.202〜203

 

極端にどちらかに偏ることが、バランスを崩して誰かの生きづらさに繋がってしまうと考えると同時に、社会に合わせなきゃいけないことなんてなく(合わせるべき時と合わせる必要ないが存在すると思うが)、すべて最終的に自分が何を選択するかが重要だと思う。

 

たとえ、選択肢が結果的に間違っていれば、反省して次に活かせばいい。

 

絶対と決めつけず、曖昧な状態から様々な可能性や選択肢を模索し、たとえ結果的に選択が間違っていれば、反省して次に活かせばいい。

 

そうやって個人も社会も前に進むと思っている。

 

おわり。