2016.12.06 【260日連続投稿】
先週の金曜日に名古屋市にある私塾「ことばこ」でホーミー奏者の岡林立哉さんにお会いしました。
今では、こじんまりと行われている生き方講座で出会いました。
岡林さんが奏でる不思議で心地よい音色にすっかりハマってしまっています。
購入したCDの音楽をiPhoneに入れ、通勤中ずっと聞いています。
その中で、一押しの「生活の柄」という曲が心に染み渡ります。
もともと山之内貘さんの詩を高田渡さんが作曲された歌をホーミーバージョンで歌っているのが、とてもよくてつい何度も聞いてしまう曲です。
歩き疲れては 夜空と陸との
隙間にもぐり込んで
草に埋もれては寝たのです
所かまわず寝たのです
歩き 疲れては
草に埋れて寝たのです
歩き疲れ 寝たのですが
眠れないのです近ごろは眠れない
陸をひいては眠れない
夜空の下では眠れない
ゆり起こされては眠れない
歩き 疲れては
草に埋もれて寝たのです
歩き疲れ 寝たのですが
眠れないのですそんな僕の生活の柄が
夏向きなのでしょうか
寝たかと思うと寝たかと思うと
またも冷気にからかわれて
秋は 秋からは
浮浪者のままでは眠れない歩き疲れては 夜空と陸との
隙間にもぐり込んで
草に埋もれては寝たのです
所かまわず寝たのです
作詞:山之内貘 作曲:高田渡
岡林さんは、ホーミーを18年続けて来られてそうです。
音楽の世界ではよく一握りの人しか、音楽で食ってはいけないと言われていると思いますが、20代でホーミーに出会い続けてきたことで今の岡林さんがあるのだと感じました。改めてコツコツと淡々と続けていると最初は思ってもいなかった場所に行き着くのかもしれないと思いました。
おわり。