2022.03.04 【2158日連続投稿】
ついつい押し付けてしまう。
子育て、教える立場の場面(先輩、上司、先生、支援者などなど)で「押し付けてしまったこと」で上手くいかなかったケースは、なぜうまくいかなかったのだろう?
それは、教える側は「相手の為に」と思っていても、相手が望んでもいないのに教えたことは「余計なお世話」もっといけば、「自分を否定された」と感じる人もいる。
人によって感じ方が異なるのは、その人がどんな過去を生きてきて、過去にどんな意味づけをしてきているかで、捉え方の癖が異なるから、人それぞれなのである。
だから、押し付けることで上手くいく場合もある。
他人から言われることを何でも素直に受け取り、すぐに自分のものにできる人は、押し付けられているとは思わないからだ。
しかしながら、そのような方ばかりではない。
その時に「もっと分かりやすく教えなきゃ!」「もっと相手が自分の言うことを聞いてくれるように信頼関係を築かなきゃ!」と躍起になるのは、そもそもの前提が無視されている行為に見える。
それは「教えてあげる」「押し付ける」ことでしか、人は成長しない・学ばない・気付かないという思い込みがあることに気付いていないということである。
だから、何か相手の改善点に気付いたら「言ってあげなきゃ」という認識で常に動いている。
では、具体的に「押し付けない」方法として有効な1つは、「聞かれるまで教えない」である。
全部が全部そうしていたら、あらゆる生活の場面や仕事などが進んで行かない可能性があるので、程度はある。
最も気付いてほしい・学んでほしいことを押し付けてしまわないことが、本人が気付いたときの喜びになり、最も本人の納得いく学びになるとしたら、その方法を選んだあなたのおかげなのだから、悪くないのではないか?
教えることが自分の欲にあったとしても考え次第で、教える立場の人も柔軟になれるだろう。
【日筮】
【本日の晩酌】
休肝日。
おわり。