名前?苗字? ひろやすの生き様ブログ

「ひろやす」と聞いて、名前だと思われる方が大半です。

本日のつれづれno.25 〜ことばこ教師塾 コンセンサス(合意形成)ゲーム〜

先週の土曜日は、久しぶりにことばこ教師塾に行ってきました。

ファシリテーションを4ヶ月かけて学ぶ課程の最後の回でした。

まずは、今までのおさらいも含めてまとめました。

ファシリテーションって何?】

よく会議やMTで意見を上手くまとめる手法だと思われがちだけど、それはファシリテーションの一部

そもそもファシリテーションラテン語由来の英語でネイティヴの人もそんなに使わないみたい。

中学1年で習う英語で同意語があるらしい、、、

それは「easy」とのこと。
難しい事や複雑な事→簡単に、やさしくする

ファシリテーターは「シキリテーター」ではない。

【理念の共有の大切さ】

前回参加できてないの振り返りで、不登校の子どもへの対応について話し合ったらしい。

その中で、最も大切なのは理念の共有だった。

そこで、1つ疑問が湧いた。
理念とは何か?

それを講師の井上さんはこう説明する。

理念→方向(どこに向かうのか、ベクトルを定める)
ビジョン→空想、目標は立てなくて良い

例)○○塾
理念:学習活動の自立化・日常化
ビジョン:先生はいらない、学校はいらない

なるほどだと思った。

理念の共有を怠ってしまうと、その先にズレが生じてしまう。
(前回を経験してないが、イメージはできる)
パレードの法則にあてはまると実感してきた。
また、方針と方策の違い
方針:方向性
方策:今すぐ実行可能な具体策

普通、方針を決めて終わってしまう。
しかし、方針を決めただけでは変わらない。
方策まで決めてはじめて意味がある。


【違和感に価値がある】

今回はコンセンス(合意形成)ゲームを行った。

その中で学んだことの1つが「違和感に価値がある。」ということだ。

僕は進行役を務めた。

制限時間グループ全員の合意形成をとって決めなければならない。

その過程で、影響力が強い人たちが気づかないうちに

推し進める場面が出てきた。

他の人はしぶしぶ「大丈夫です」という感じ。

うーん。

おそらく、しぶしぶ大丈夫ですといった人はその人は

本当の納得を得ることはできていない。

そこに真の正解へのヒントが隠されているかもしれないし、

今の案は完全でない証拠。

ただの、決めなければならない状況を考えてそう違和感を押し殺す。

それは、進行役として見逃してはならないところだった。
そこに気づくためには、グループの関係性を理解しておかなくてはならない。

また、進行役は意見として出た情報を精査することも怠ってはならない。

情報は正しいのに、対人関係や論の強さなどで生かされないこともある。
感情論ではなく、建設的な情報を精査することも大切なんだと学んだ。

ファシリテーションには限界がある】

今回、もっとも感じたのはファシリテーションの限界だった。

教師塾は元々知ってるメンバーもいれば、今日初めましての人もいる。

職場では上司も部下もいる複雑な立ち位置がある会議になることもある。

その中でいくらファシリテーターが頑張っても限界がある。

もともと築かれ関係性をファシリテーターが変えることは困難だ。

だから、全員がファシリテーションを学んでいることが理想。

でも実際問題そんなことは不可能だから、ファシリテーションには限界があるのだと感じた。

その前の関係性をつくることが大切なのだとはじめて感じた。

今回も素晴らしい学びでした。

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