私とインドシリーズの2回目はインドの教育に触れて1年前に感じたこと・今の自分の教育観に照らし合わせて綴っていこうと思います。
2015.2.23 KIISスクール(デリー)にて
インドだからできる。というか、インドはこうなんだ、という印象が強かった。インドは所得格差が激しく初等教育すら受けられない子どもが多くいる。だから、学校に行かず親になる人も多い。学校に行かなかった親の子が学校に行かないのも想像できる。インドに来る前にインドの教育のことを調べてきたが、思ったよりも学校に行ってない子どもが多いのかもしれないと思った。物乞いする子どもが多いと感じたからだ。所得とカーストは密接に関係している。現在は、カーストで低い地位の人々が、お金が儲かる職に就くために教育を充実させようとしている流れができているという話を聞いた。今日訪問した学校は「子どもの可能性を広げる」ことを大切にしていた。教師の方に話を聞くと「私は学校に通ったおかげで、多く収入がある職に就くことができ貧困から抜け出せることができた。今度は今苦しんでいる子どもたちが貧困から抜け出せつように支援したい。」と話して下さった。今後は、KIISの本校にも訪問できるかもしれないので楽しみである。
2015.03.05 KIIS(オリッサ)
KIISの本校は、小〜高校生までの2.5万人の子どもたちが寮生活の学生生活を送っている。正直な感想は、居心地が悪く管理的な側面が強かったと思った。学校紹介の映像を見ると「少数民族のために学校を作った」と話していたが、少数民族は彼らなりに生活してきたのに、資源確保のために学校を作り一般社会でも生きていけられるようにすると後から知った。それって、マジョリティの都合よくやってるだけなんじゃない??と思ってしまった。でも、僕は日本人の価値観だから、インド人の価値観だとまた違ってくるのかもなとも思った。インドの多くの人にとっては学校を作ったCEO(第二のガンジーと呼ばれている)また、先進国と途上国では国が掲げるビジョンや課題が異なるわけで、行う教育もそれに応じて変わってくる。政府から多くの助成金が出るから多くの子どもが無償で寮生活を送ることができるし、日本とは異なる部分がよく見えたな。実際の授業とか見学できなくて残念だった。一つ学んだことは、色んな教育の形があって、絶対的に良い教育なんてない。多様な教育が受けられる環境があることが、良い教育の前提になるのかもしれないな。
今読み返すと、本当にKIISは凄まじく規模が大きい学校だったと思う。
教員になったことでどういった学校のシステムで運営してるんだろうと思う。
日本の教師は正解で最も労働時間が長いというOECDの調査結果も出ている。
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本当にその国で様々だ。
海外の教育を見てみることで、日本の教育の当たり前を見直す機会になるかもしれないな。
例えば、部活動。
海外に部活動がある国ってどれくらいあるんだろう?
日本では、部活の指導をしたくないのにしなけれならず、苦しんでいる教員の方が多くいると聞く。
教師が楽しそうに働いているだけで、子供達は学び取ってくれると思う。
教師が働きやすい環境になるにはどうしたら良いのだろうか?
おわり。