2017.06.27 【463日連続投稿】
哲学の入門書としてよく見かける一冊がこちら池田晶子さんの『14歳からの哲学』です。
先日、池田晶子さんの別冊を記事にしましたが、私が池田晶子さん著書を読むようになったのは『14歳からの哲学』がきっかけです。
先日の記事
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本日のつれづれ no.449 〜池田晶子『無敵のソクラテス』-流行らすことは偉いのか- 〜 - 名前?苗字? ひろやすの生き様ブログ
一人でいることに耐えられない、自分の孤独に耐えられないということだね。でも、自分の孤独に耐えられない人が、その孤独に耐えられないために求めるような友だちは、やっぱり本当の友だち、、友情じゃないんだ。本当の友情というのは、自分の孤独に耐えられる者同士の間でなければ、生まれるものでは決してないんだ。なぜだと思う?
自分の孤独に耐えられるということは、自分で自分を認めることができる、自分を愛することができるということだからだ。孤独を愛することができるということは、自分を愛することができるということなんだ。そして、自分を愛することができない人に、どうして他人を愛することができるだろう。一見それは他人を愛しているように見えても、じつは自分を愛してくれる他人を求めているだけで、その人そのものを愛しているわけでは本当はない。愛してくれるなら愛してあげるなんて計算が、愛であるわけがないとわかるね。
池田晶子『14歳からの哲学』-友情と愛情- より
一人ってことは、悪いもんじゃあ決してない。
どうも一人でいると、寂しい奴みたいに見られることがある気がするけど、一人を味わえる人は、他人と過ごす時も味わえると思う。
私のことを好きだから、私もあなたが好きは愛ではないってことは、愛ってものは自分から生まれるものであるはず何だということなんだろう。
おわり。