2020.11.19 【1687日連続投稿】
本日は、代表のボブさん(大村)と同じ地域で障害福祉やニート、ひきこもりに関して動いておられる方々と出張で静岡県御殿場市へ。
訪問先は株式会社ノースゲイト様です。
元々、教員をやられていた副社長の岡田さんが、学校教育の中だけではカバーできないこともやりたいことをきっかけに生まれた会社です。
現在は、全国からひきこもりの方々を全寮制で受け入れをしており、最初の数か月はご家族に費用を負担していただくものの、入寮して1か月後にはRICOH(事務機器や電子機器メーカー)へ働くトレーニングとして派遣で働きます。
働き始めたら、自分で稼いだお金で家賃や食費などを払い、自立感覚を養っていくという大枠でやられています。
岡田さんのお話では、ひきこもりで来られる方の中で、なかなかの割合で精神障害者手帳を持っていたり、受診の結果で診断が出て障害者手帳を持つことになることが多いと聞きました。
10人いたら、8人はRICOHでのトレーニングで自立していくが、1人は就労移行支援(障害福祉サービス)、1人はB型事業所(障害福祉サービス)での支援になっているようです。
多くの学びがあったのですが、書ききれないので今後の具体的なヒントになるでアロことをまとめることにします。
①仕組化・マニュアル化・組織化を徹底
ノースゲイトさんのみならず、これまで様々な障害福祉サービス事業所や社会的に弱い立場の方々を雇用している企業さんに共通している部分は、「仕組化・マニュアル化・組織化」だなと今日で確信しました。
自分のやるべきであることが明確で、周囲がやるべきことに向かっている環境が整っており、いつでも確認しやすいことが重要。
難しいことを教えるよりも、凡事徹底。
当たり前のことを当たり前にできることが、強みになる。
②当事者意識
ノースゲイトにやって来られるひきこもりの方々は、自ら選択して来ていると聞いて、「それ、そもそも一番大切なことだな」と思いました。
おそらく、家族や周りの支援者などから最初は話を聞かれるのだと思いますが、最終的には自分の意志で来ていると聞きました。
基本、2年のプログラムで途中で辞められる方は、わずか2%ほど。
派遣先への出勤率も98~99%以上という実績が物語っていました。
③巻き込んでいく力
ノースゲイトさんの現在の仕組みができている大きな要因として、RICOHさんへ派遣で30名ほど働きにいっていること。
岡田さんは1年以上の時間をかけ、数か月毎日足を運び、関係性を構築されたようです。
私の仕事の障害者の就労支援も自社で完結することはなく、「企業さんをどれだけ巻き込んでいくか?」が今後の大きなテーマです。
どうやって関係性を築いていくのかという大きなヒントをいただきました。
来月から新事業リリースを控えている中で、1日かけて見学させていただき、最高なタイミングでした。
【本日の晩酌】
休肝日。
おわり。