2022.10.20 【2389日連続投稿】
目に映るものを言葉に置き換えることを、「ディスクリプション」と呼んでいる。
ディスクリプションとは、「記述、描写、説明、表現」などの意味をもつ英単語だが、その名の通り自分が見たものをそのまま言葉で記述していくこととして、ここでは使っている。
なお、ここで求められるのは主観的な感想を排すること。できるだけ客観的に、事実だけを説明することだ。事実と自分の感想を分ける練習は、観察力を鍛えるうえで重要だ。自分の解釈、感想を、事実と思ってしまうと、観察は止まる。そして、その勘違いは、かなり起きやすい。
『観察力の鍛え方』p60
私が仕事で利用者と面談するときに、大切にしていることは「言葉にしてみる」ことだ。
障がいがある方が言葉にしずらいことを言葉にしてみることは、結構な労力がかかるし、全部鵜呑みにするわけではないが、言葉にしない限り前進しないことがたくさんある。
だから、一旦言葉にしてみることは、今日の自分の気持ちに杭を打っていくようなものだと伝えて、言葉にすることをサポートしている。
それは、私自身も同じで今日起きたことから感じたことをこのように言葉に敢えてしてみることで、今日の廣安祐文としての価値観の杭を打っている。
言葉にしてみることで、見返した時に「あ~、自分はこの時から変わったな」「これについては、変わらずに大切にしている信念だ」など感じることがたくさんある。
だから、一旦言葉にすることが積み重なることで、大きな気付きや発見がおきるかもしれないのだ。
おわり。