2018.12.30 【1009日連続投稿】
昨年も書いた一年で最もインパクトがあった本を紹介する記事です。
私が読んだ本は、読物つれづれというジャンルに分けているのですが、今回は4記事しかありませんでした。
4月以降はなかなか1冊の本をまとまって読むことができず、気になる本をかいつまんで読んでいました。
大して本読んでないかじゃねぇか。と思われるかもしれませんが、今年も自分の中では一生読み続けるであろう本に出会うことができました。
その本は、『中動態の世界 意志と責任の考古学』(著:國分功一郎)です。
1月に読んだ本で、3月末まで教師を私にとって「能動と受動」ということの考えを深めてくれた本になっています。
この本を読むまで、能動的なことは良いこと・受動的なのはちょっとどうなんかな?と思っていた私にとって、今までの考えが安易だったなと痛感させられました。
能動でもなく受動でもない「中動態」という存在を知ったことで、自分に対しても他人に対しても優しくなれた気がしています。
哲学的な話や文法の話が出てきて読むのにとても時間がかかってしまいましたが、一度読んでも何度も手にとって読んでしまうそんな本です。
また、今年の書き初めで本書に登場した「放下(ほうげ)」という言葉を今年の心に留めておきたい言葉として書きました。
本日のつれづれ no.641 〜サムハプ書き初め新年会 2018を終えて〜 - 名前?苗字? ひろやすの生き様ブログ
能動と受動に囚われず、その外側に出て生きていこうと思っていたのでしょう。
実際1年を振り返ってみると、放下的に生きてきたのではないかと思います。
来年もいい本に出会えますように。
おわり。