名前?苗字? ひろやすの生き様ブログ

「ひろやす」と聞いて、名前だと思われる方が大半です。

no.1869 ~貨幣は他人との信頼関係をつくるために使うべき~

2021.06.21 【1901日連続投稿】

 

今日のタイトルは昨日の『生きる技法』(著:安冨歩)の一節に出てくる言葉をそのままにしました。

 

貨幣の支出はすべからく、関係性への投資として行うべきだということになります。同じものを買うにしても、それがあなたの欲望をどれだけ満たすか、だけを考えて買うのは得策ではありません。それを買うことで、どういう関係性が生じるか、について考える方が、自分自身を大切にすることにつながるのです。

 

『生きる技法』(著:安冨歩)p.93

 

この一部だけ読んでも「?」ということだと思うのですが、要はお金があっても自立しているとは言えません。

なぜなら、お金を持っていても、お金持ちは何も生み出すことはできませんし、誰かにお金を用いて依存しなければならないからです。

 

そして、お金は何かを手に入れる手段だと思われていますが、他者と信頼関係を築くツールとして使用できます。

 

現在、お金には皆の信頼があるから、貨幣制度は成り立っています。

 その信頼を集めている道具を使うことで、自分の信頼も信頼してもらい、相手が使うと信頼してもらえる。

 

要は、気前よく自分にお金を使ってくれたら、次は恩を返そうと思ってくれて、「この人は信頼できる」「この人は頼りになる」と信頼のきっかけになるということです。

 

「お金で繋がる関係は、なんだかいやらしい!」と思う人もいるかもしれません。

 

しかし、お金を紐解いていくと、お金を持たずに生きていくことはほぼ不可能であって、お金を持つこと・稼ぐことが目的ではなく、お金が手段で今よりいい世の中にしてくれる人にお金は集まると思っている。

 

お金の本質をはき違えず、向き合っていく必要があると思っている。

 

【本日の晩酌】

休肝日。

 

おわり。