no.2398 ~過去と今で違う存在と認識できるか?~
2022.11.30 【2432日連続投稿】
明日からこれまで家族に車で送ってもらっていた利用者が自分で電車に乗って通所することになる。
今日、本人を目の前に母が「この子は口ばっかりで、絶対できません!」と言い放っていた。
確かに、本人の過去の言動から本人を信じられなくなる気持ちはとても分かる。
しかし、私たち支援者のスタンスとしては、過去の事実の情報を持ちつつも、できなかったのは「過去の本人」であり、「今の本人」とは異なった存在と見ることが重要だ。
むしろ、そのように見ているからこそ、過去の情報に振り回させすぎず、今の本人に対して必要なサポートをして、できるようになるかもしれないことを信じられるのだ。
明日からどうなっても結果を受け止めて、本人がどうしたいのかを軸に進めていくのみなのだ。
今は本人支援が中心だが、今後は家族も含めた支援もやっていきたいとは思っている。
おわり。