2021.01.16 【1745日連続投稿】
私が以前働いていた教育現場でも、現在の私が働いている障害福祉の就労支援の現場でも、スモールステップで学習や支援の計画を立てることが多い。
スモールステップというのは、「目標を細かく分けて簡単な内容から小刻みに達成していき、最終目標に近づいていく手法」です。
でも、なぜスモールステップが重要なのかというと、「継続」するためだと考えています。
継続することで、力がつかないわけがないです。
学び方・やり方よりも「継続」が根底にあるのです。
継続するためには、一般的に「やる気」が必要と考えられています。
やる気というのは、上手くいった方が、出るし継続します。
ただ、よく勘違いされるのが、「やる気によって、やるやらないと決める」という現象です。
正しい順番は、「やる気が出る⇒やる」ではなく、「やる⇒やる気が出る」でもなく、「やる⇒成果が出る⇒やる気が出る」だと思います。
ただ、この手順にも落とし穴があります。
成果が出ないことには、やる気がでずやらないことです。
理想は、「やる気や成果に左右されず、やることを継続する事」ですが、これもまたいきなりは難しいのです。
だから、スモールステップの出番になるのです。
スモールステップだと、学ぶ内容が100あっても、1でも、0.1でもやればOKとする考え方です。
スモールステップの中で、できた自分・できなかった自分の両方を受容していく工程を踏んでいくことで、学びは働く自分の基礎が出来上がっていくのだと思っています。
スモールステップはただ、細かくすればいいわけではなく、スモールステップを踏むことによってどうなってほしいか?を教育者や支援者は自覚して、伝えることが重要なのです。
【本日の晩酌】
おわり。