2021.01.28 【1757日連続投稿】
私の仕事は、障害がある方の就労支援です。
就労継続支援B型事業所という国が定めている障害福祉サービスの一環の事業を県から指定を受けて実施しています。
高齢者の方が通うデーサービスの障害がある方バージョンだと思っていただけると、少し分かる人が増えるのではないかな?といつも思っています。
さて、今日は複数の利用者さん(私が働いている施設に通う障害がある方々)と面談をしました。
障害といっても、様々な種類があるのですが、今日は精神障害がある方と多くの話をしました。
その中で、今日一番長く話したNさんは毎月面談を希望されているので、この1ヶ月の振り返りをしました。
「いい状態で1ヶ月、仕事ができました」
※私が務めている施設に通われる方は、仕事をするために来られます。一般企業で働く(正社員やパート・アルバイト問わず)ため、来れらる方もいれば、日中の居場所として来られる方もいらっしゃいます。
元々、私がその方と出会ったときは、気分の波が激しく休みたいときは一ヶ月休んだりすることも多々あった方でしたが、この1年は大きく休むこともなく、来所されています。
その中で、「今月調子がよかった理由は何だと思いますか?」と尋ねると、
貸し出し文庫に置かれている「反応しない練習(著:草薙龍瞬)」や「ひとり(著:吉本孝明)」を読んで、心を整えるヒントをもらって実践するようにしたからだと、話されていました。
実は、3か月ほど前から、私が持っていて利用者さんたちが読んだらヒントになるだろうな~と思って、置いていた本をNさんはどんどん読み進めていって、気付いたら自分で自分の苦労・課題と向き合って乗り越えようとしていました。
これまで、時間をかけて面談を週に1回でやっていたときもありましたが、今の方が生き生きとされていると私は感じました。
直接手をかけたくなる時期もありましたが、今は間接的に関わると言うのでしょうか?
その方が自ら自分に向き合ったり、成長するヒントをいかに仕掛けておくか?という視点も充実していています。
特になにかトラブルがあったときは、大チャンスだと思うようになりました。
今、パートさんの面接で仕事内容を説明する際にも「手を動かす・手を出すことではなく、頭を動す・手を出さないでいい環境づくりが仕事」と伝えています。
早くも2021年の1ヶ月が経とうとしていますが、元気に楽しくやっています。
【本日の晩酌】
休肝日。
おわり。