2022.11.07 【2409日連続投稿】
今日は、先週体調を崩してしまった利用者さんと1週間ぶりに面談を行った。
1週間休まれていて、その間色々考えられたのだろう。
これまでの方向性を大きく変えて、「この仕事を自分はしたい！」と言ってこられた。
聞いた瞬間は、色々私の中の理性が働き、本人が口にすることを実現するためにどんな行動をして、どのくらい需要がある仕事なのか？など色々考えて、すぐに応援できる自信が正直なかったが、その気持ちが自分の思考の枠の中にはめて考える行為であることに気付いた。
私の仕事の就労支援は、障がいがある方と仕事をマッチングさせる側面も大きな意味を持つ。
細かく見行けば行くほど、当事者にどんぴしゃりな仕事はないと思っている。
恋愛も結婚も完璧で理想通りの人に出会うことが困難なように、働きたい当事者と採用したい企業の落とし所を見つけるのがジョブマッチングだと思っている。
落とし所をつける時には、お互いが大切にしたいことが保証されることが大事なので、時には多少の譲歩もお互い必要だというのが持論である。
雇用する側が偉いわけでも、雇用される側が偉いわけでもない。
今回の面談では、本当に伝えたいことは口頭で伝えるよりも本人と一緒に動く中での経験が彼の財産になるかもしれないと大いに思ったことが何よりも収穫だった。
私自身、人生で人から聞いたことよりも動いたとき、また自分が動いている時に他人から言われたことが何よりも財産になっていると感じている。
だから、相手に本当に財産にするためには、実際に動いて経験することが何よりも財産になるだろう。
それに寄り添うためには、目先の成果よりももっと長期的な目線で見ることが何よりも肝心だ。
私自身が利用される方の人生をどう思っているか？というと、どう生きようが、利用される方が納得した人生を歩むのが一番だと思っている。
第三者の評価を気にすることも正直あるが、それに屈しない私が5年経って確立しつつある。
世間では、会社や仕事で抑圧されてしまう方が多いと聞くが、そんな中でも上手くやるやり方はある。
私が利用される方に少しでも伝えたいことが伝わったら本望である。
おわり。
