2023.07.02 【2744日連続投稿】
昨日完読した『仕事選びのアートとサイエンス』(著:山口周)には、各章や節の終わりに書く著名人の言葉が用いられている。哲学者もいればドラえもんの言葉もある。
過ぎたことを悔やんでも、しょうがないじゃないか。目はどうして前についていると思う?前向きに進んでいくためだよ。
『仕事選びのアートとサイエンス』(著:山口周)p.239
最後の章のラストにあったのがこの言葉だった。
過ぎたことを考えて、時間だけ過ぎて何も進展しないことなんてザラにあります。
しかし、どのタイミングで切り替えて、前に向いていくのかは人それぞれ。
5分で切り替わる人もいれば、3日間引きずる人もいます。
その違いは、何だろうと考えると、やはり「事実と認識」を分けることができるかどうか?だと思うんです。
仮に仕事で失敗したとしたら、失敗した事実はありますが、その失敗によって周囲からどう見られているか?を気になってしまい、「上司から使えないやつって思われたわ~」とか思ってしまうのは、完全にその人の認識です。
事実に起きてもないのに、認識から「挨拶されなかった」という事実を「自分は嫌われている」という認識の証拠に仕立て上げたりするのも、認識の暴走だと思います。
だから、認識に振り回されず、実際の自分の目で見て確かめられたことを信じて、その他は必要に応じで脇に置いて進んでいけと、ドラえもんは言っているのだと思いました。
おわり。