2023.08.22 【2786日連続投稿】
今日も『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?』(著:山口周)を読み進めている。
今日も昨日の続きを読み進めているが、引用を紹介した上で述べたい。
経営というのは「アート」と「サイエンス」と「クラフト」の混ざり合ったものになります。「アート」は、組織の創造性を後押しし、「サイエンス」は、体系的な分析や評価を通じて、「アート」が生み出した予想やビジョンに、現実的な裏付けを与えます。そして「クラフト」は、地に足のついた経験や知識を元に、「アート」が生み出したビジョンを現実化するための実行力を生み出していきます。
~中略~
「アート型」だけでは、盲目的なナルシストに陥り、アートのためのアートを追求する、つまり本物のアーティストになってしまいます。「クラフト型」だけでは、経験に根差したことだけを認め、新しいことにはチャレンジしないため、イノベーションは停滞するでしょう。そして、「サイエンス型」でけでは、数値で証明できない取り組みはすべて却下されてしまうため、ビジネスから人間味が失われ、ワクワクするようなビジョンは生まれないでしょう。つまり三つの要素は、バランスよく、かつ機能的に組み合わせられなければならないということです。
p.52~54
アート・サイエンス・クラフトの3つの要素のバランスが大切というのは、聞いてみると「当たり前」と思うが、ついついバランスを見失い、個々の居心地がいい要素に引っ張られる気がする。
私の場合は、「クラフト」に引っ張られがち。時点に「サイエンス」で最も弱い要素が「アート」だろうと自己分析をしてみた。
「足元を固める」、「地に足をつく」と言えば聞こえはいいが、現状維持を指しているのであれば、それは私は望んでいることではない。
もっとやってみたいことはあるし、そのための糧になるのは「アート」の部分。
より意思決定の仕事をやることになるであろう今後のためにも磨いていきたい。
むしろ、アートの要素を鍛えることで元々「アート」の要素が強い人の考えを理解できるようになる人になりたいという方が近いと思う。
おわり。