名前?苗字? ひろやすの生き様ブログ

「ひろやす」と聞いて、名前だと思われる方が大半です。

no.2904 〜三つ子の魂百までは本当?!〜

2024.04.30 【2938日連続投稿】

 

今日は妻と息子が退院して、妻の実家に戻ってきました。

 

あと、2日後には妻と息子に会えるので楽しみです。

 

さて、三つ子の魂百までという言葉がありますが、脳科学からしてもその言葉は外れていないようです。

 

ところで、「三つ子の魂100まで」ということわざは、脳科学的にも、ある意味では本当です。脳の神経細胞の数は「おぎゃー」と誕生した瞬間が一番多くて、あとは減っていきます。そして3歳になるまでに約70%の神経細胞を排除します。生き残る神経細胞は30%。その後、その30%は変化しません。健康ならば100歳を超えても、この30%保持し続けます。つまり3歳までに残った神経細胞を一生使うのです。

赤ちゃんは、どんな世界に生まれてくるか分かりません。産道を抜けるまでは、どんな環境で生きることになるかを、胎児の脳は知りようがありません。つまり、生まれた環境に順応していくために、どの神経細胞が必要かは分かりません。だからでしょうか。無用なほど過剰な神経細胞を持って生まれてきます。そして、3歳ごろまでに、神経回路の基礎を作り、必要がないものを捨ててしまうのでしょう。アメリカに生まれても、インドに生まれても、脳が柔軟に対応できるのは、そうした成長のメカニズムをとっているからでしょう。

娘は今5ヶ月ですので、毎日びっくりするような勢いで神経細胞を捨てているはずです。単純計算で、おそらく1日あたり5000万個以上の神経細胞が減っている。昨日と今日の脳は随分と違うことになります。そう考えるたびに、「毎日を大切に接していかないと」との思いを新たにするのです。娘が3歳になるまで、あと約2年半。脳の神経回路の初期基盤が完成するまで、早くも6分の1は終わっています。一日一日のコミュニケーションを大事にしたい、と思っています。

 

『パパは脳研究者』(著:池谷裕二)p.38〜40

 

8月下旬まだら一緒に暮らせないので、約4ヶ月は週末をとても大切に過ごしていきます。

 

おわり。