2023.12.18 【2903日連続投稿】
今日は9月から弊社のB型事業所を利用し始めた方と振り返り面談を実施した。
その方の話の中で、ハッとした一言があった。
「訓練内容(仕事内容)を変えたいときは、他に困っていることがあるから、変えたいときがある」
本人は任された仕事をやり切れる時もあれば、やり切れずに途中でやめて変えたいと言う時もあるのは、分かっていた。
スタッフ側は「今日は気持ちが乗らなかったのかな?」くらいで済ませていることが多かった。
しかし、今日の話で「ほかに困っていることがあるけど、直接ヘルプが出せないから、別の出し方をしている」ということに気が付いた。
別のあるあるのシチュエーションを想像すると、
・子どもが親に注目してもらいたいきっかけとして宿題教えてと言う。
・恋人に将来のことを相談したいけど、なかなか言えず友人が結婚した話を出す。
・部下が上司に仕事の分からない点を聞きたいけど、なかなか言えずに仕事が進まない。
この例で表面的な部分だけを対処するのであれば、こんな対応をしてしまうかもしれない。
・宿題を教える
・友人の結婚話に「へ~」と言う
・仕事が進んでないことを指摘する
しかし、全く本質的な課題解決に至らないのは、相手の困っていることにそもそもたどり着いてないからだ。
まずは相手の課題を把握するためには時間がかかるかもしれない。
だから、すぐに解決することがいいのかも分からない。
課題が見えたら、別の視点や深堀りすることも大切だし、何より相手が思っていることを言える関係性づくりは欠かせない。
おわり。